一歩一歩ブログ

こころの病気とともに生きる

具合悪いときの過ごし方(自戒もこめて)

木の芽時。具合悪くなることが多い。

健康な人でも体調を崩しやすいけれど、"こころの病持ち”には特に注意が必要である。

私の場合、春の嵐の風の音に弱い。冷えに弱い。急激な気温変化に弱い…。

少しでもそういうとき慌てないように、日ごろから「整えて」おくことが大事なのだが、そういい時ばかりではない。

 

 今朝は晴れて暖かいのに、泣いたり怒ったり鬱っぽくなったり大変だった。

こういう時は、台風が去るのを待つように、じっとしているしかないのだが、さすがに本当にじっとしているだけでもいられないので、怒りながらも(その怒りをむしろぶつけるように)風呂を徹底的に掃除したり、夕飯を手作りするのを早々にあきらめて近所のスーパーに総菜を買いにいったりした。サラッと書いてしまうとそれだけのことだが、こころの病持ち初心者には(未だに私にも)難しかったりする。感情に飲み込まれてしまって、ほかのこと、外的世界、現実的にやらなければならないことに目が向かなくなってしまうのだ。

 

こういう時は、回復をじっと待ちながらも、目の前のことをたんたんとこなしていくといい。

掃除、片付けなども無心になれるが、気が向くなら写経や大人の塗り絵なんかもいい。

夕飯は、もしかしたらできるかも、なんて淡い期待は抱かず、早々にあきらめて総菜を買いに行く。米を炊いてインスタント味噌汁にカット野菜を添えれば十分。栄養の事はまた明日考えよう。そのときの調子の悪さにもよるので、やれることは手探りで決めていくしかない。掃除すらできないとき、スーパーにも行けないときもある。そんなときはできない自分にがっかりしないで、やれることをできる範囲でやっていく。

 

 こうして今日が終わっていく。眠りにつく。目が覚めれば「今日」の怒りや悲しみは少し「薄まって」いる。新しい一日が始まる。今度は新しい一日に身をゆだねればよい。