一歩一歩ブログ

こころの病気とともに生きる

春愁

Mrs.Green Apple のうた?

 

と思われた方も多いと思う。事実、春愁はミセスの曲で、こちらは春愁の一つの意味、多くの人が青春期にもつ感傷的な気持ち、の方を歌っていると思われる。

 

今朝の私は、春の日になんとなく気がふさいで、ものうくなること、の方の春愁を感じている。けれど、この年になってもまだ、青春期を引きずっているなあと思う。

 

ミセスの春愁の歌詞の中の、

 だいきらいだ

 人が大嫌いだ

 友達も大嫌いだ

 本当は大好きだ (春愁 Motoki Ohmori)

を聴きながら、「激しく同意。」と思ったからである。

 

 友人を助けたつもりが、ただ利用されただけだった、という過去の出来事を未だに夢に見て目覚めた今朝。

 許したつもりでいる。許したつもりでいた。でも夢で悔しかった。なぜ悔しいのか?友人が大好きだからではないか。人が嫌い。でもそれは、裏切られて傷つくのが怖いから。本当は、とても人恋しい。

 

 「春愁」を聴きながら、春愁の中にいて、苦しい過去を思った。でも、ミセスの歌同様、私の中にまだ「熱いなにか」は、ある。それは、生きる原動力ともなるもので、私の根幹をなすもので、これからへの希望でもある。

 

 こころの病になって、自分の弱さを知った。でも、そこから本当の自分の人生が始まったのかも、とも思う。

 

 

RAINY DAYS AND MONDAYS (雨の日と月曜日は)

 「RAINY DAYS AND MONDAYS (雨の日と月曜日は)」は、雨の日と月曜日は落ち込んでしまう、という内容のカーペンターズの有名な一曲だが、実際雨の日と月曜日に落ち込んでしまう人は多いのではないか。

 

 雨の日に鬱っぽくなったり、頭痛や腰痛など持病が悪化したりすることも、最近はよく知られるようになった。「気象病」とか「お天気痛」と言われて、気圧の変化に内耳が影響を受けて発症するらしい。

 

 私もご多聞にもれず、雨の日や風の強い日に、鬱っぽくなったり不安が強くなったりする。外にも出られない悪天候の日は、室内でエアロバイクを漕いだり、ストレッチやヨガなど軽い運動をするか、それさえもしんどいときは、アロマを焚く。

 

 うちにあるのはそれほど高価でない水蒸気を発するタイプのデュフューザーだが、精油はこだわって生活の木のものを使っている。

 

 精油有機化合物で、交感神経を刺激するもの、逆に副交感神経を優位にする作用をもつもの、などあるので、シーンによって使い分けるとよい。

 

 晴れの日のおすすめアロマ:ラベンダー+オレンジ

 曇りの日のおすすめアロマ:ペパーミント+レモン

 雨の日のおすすめアロマ:グレープフルーツ+スイートマジョラム

 

 五感(アロマの場合は嗅覚)を刺激することも、こころの健康を保つのによいようだ。

 

#気象病 #お天気痛 #アロマ

 

 

 

 

眠る、ということ。

 当たり前のことかもしれないが、眠るということは、心や身体を健やかに保つのに欠かせない。こんな当然のことを、私は病気になってから身をもって知る。

 思い返せば十代、二十代は体力に任せて、また、受験勉強だなんだかんだと夜更かしをしていた。

 睡眠をおろそかにしていると、ある日心が悲鳴をあげる。人によっては身体の方かもしれない。きちんと睡眠をとっていれば、すこしの悩みやストレスに見舞われても、恒常性という人間の体のシステムで、なんとかなっていく。しかし、寝不足が続くと、このシステムが乱れ、病気になってしまうのだ。

 今の私の睡眠時間は7時間~9時間。寝ると前日の悩みやなんかも「薄まって」いるのを、翌朝感じる。

 

 数年前の私は、眠剤のお世話になっていた。心の病気のメインの薬のほかに、眠るための薬。毎日服用しているとやめられなくなってくる。もちろん主治医との相談の上、減薬していくのだが、やめどきがわからなくなって、惰性で何年も眠剤を飲み続けていた感もある。薬局などで売っている薬を割る器械を手に、半分に眠剤を割って飲み、四分の一に割って飲み、しているうちに、なくても大丈夫、になってきた。

 今でも眠れないときは眠剤を頓服的に使うが、今は家事や運動もできるようになっているので、ほとんど自然に眠れる。

 眠剤を使ってでも眠ることが必要なときもある。当たり前だが、眠らないと、病気は悪化してしまうのだ。

 なるべく朝の光を浴びて歩き、日中は活動して、夜は早く床に就く。当たり前が大事。眠る間に体は修復され、疲れは癒され、翌日の元気の源になる。

 

#不眠 #眠剤 #減薬

 

一歩一歩

「階段は一歩一歩しか上れないよ。」

当たり前と言えば当たり前の一言。若かりし頃言われた、主治医からの言葉。

あの頃より、どれくらい上れただろう?

 

 メンタル疾患になってから、はや二十年以上経つ。

結婚や出産も経験して、生きてきた。病気とともに、何とかここまで、生きてきた。

これからも、生きていく。

 

 誰かの一歩のヒントになればいいな、そんな気持ちで書いていこうと思う。